2022-07-30 update

「”道”をゆく」利尻礼文サロベツ国立公園たより 2022.7  Vol.19

利尻島「秀峰の頂を目指す”道”」

利尻山の7 合目にある長官山は登山口から続く森の中の急な登りを終え、初めて利尻山の
山容を望むことができる場所です。そのスケールに圧倒されるとともに、山頂まで細く刻まれた登山道がこれから先の困難さを感じさせます。しかし、登山者はひとときの休憩を終え頂に立つ思いを胸に奮い立ち、吹き上げる風を感じながら登り始めます。
撮影地:鴛泊登山道(利尻富士町)
※夏期は熱中症が多発しています。最低3 リットルの飲料水を携行してください


礼文島「花の浮島を旅する”道”」

礼文島の桃岩展望台コースは数多くの高山植物が見られるおすすめのトレッキング歩道で、この写真は展望台から灯台へ向かう道中で撮影した1枚です。この日はあちこちで色鮮やかなレブンシオガマに出会いました。礼文島では島の南北を縦断するように遊歩道がどこまでも続き、海の絶景とたくさんの高山植物を楽しむことができます。
撮影地:桃岩展望台コース( 礼文町)


サロベツ「湿原の花々に出会う”道”」

今年は当国立公園のあちこちでエゾカンゾウが咲き乱れていました。ここはサロベツ湿原セン
ターの木道の一角で、エゾカンゾウの橙、カキツバタの紫、コバイケイソウの白のコントラストが美しく、巡視中に思わず足を止めて見入ってしまいました。サロベツ湿原では季節ごとに多様な花々が見られますので、気軽に木道散策をお楽しみ下さい。
撮影地:サロベツ湿原センター(豊富町) 

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