2023-04-18 update

「色とりどり」利尻礼文サロベツ国立公園たより 2023.4 Vol.28

利尻島「赤が映える島の人気者 」

利尻山の麓、鴛泊登山道の入口周辺の森に、天然記念物のクマゲラがいました。クマゲラは日本最大のキツツキの仲間で、来島する野鳥ファンの間でも大変人気があります。島内の森林を巡視中に時折その姿を見かけますが、この日は幸運にも10羽ほどのクマゲラが確認できました。来たる登山シーズン、鮮やかな赤い頭の人気者を森の中で探してみて下さい。
撮影地:利尻北麓野営場周辺(利尻富士町)


礼文島「幸せの青い鳥が振り返る」

礼文島での巡視中、惹きこまれるような瑠璃色の羽を持つ美しい鳥に出会いました。この鳥はオオルリという夏鳥で、最北の礼文島にもやってきます。オオルリは羽の色だけでなく、さえずりも美しいことから、ウグイスやコマドリと並び日本三鳴鳥にも名を連ねています。カメラを手にその姿を撮影していると、ふとこちらを振り向いて、可愛い顔を見せてくれました。
撮影地:礼文島南部(礼文町)


サロベツ「空を染める野鳥の羽ばたき」

サロベツ湿原で最大のパンケ沼はアイヌ語で“下にある沼”を意味しますが、その北側に“上にある沼”を意味するペンケ沼があります。様々な渡り鳥の中継地であるペンケ沼ですが、ここへ通じる道は無く、人の立ち入りが難しいため、ここはまさに野鳥の楽園となっています。漂着ごみの清掃のため、許可を得て1年ぶりにペンケ沼を訪れたこの日、水面から一斉に飛び立つマガンの群れが、春の空を染めていました。
撮影地:ペンケ沼(豊富町・幌延町)